看護師を何年か続けていれば、自分にとって得意な分野が見えてくるものです。得意な分野が分かれば、自分の力を十分に発揮することができるでしょう。もしそこで、勤務している病院では自分の力が発揮できないと感じたのなら思い切って転職することも考えた方がいいです。
例えば、現在整形外科に勤務していて救急搬送される患者さんが多く、どうしても自分のペースが乱されてしまい、看護師としての仕事が十分にできないと考えたら、救急搬送があまりないような内科や精神科などに転職するといいでしょう。
新しい病院で勤務することは慣れるまではちょっと時間がかかりますが、救急搬送がなければ負担は減り、その分、入院している患者さんの看護をしっかりすることができます。また、新しい職場に就けば、その場所でのルールを適用しなければなりません。それは医療現場でも同様であり、転職したならば、新人の気持ちになって病院に馴染んでいくことが大切です。
看護師という仕事は決して楽ではありません。どこの病院に勤務しても大変な部分があります。看護師は多くの患者さんの命を預かっていおり、自身の判断によって患者さんの人生が変わることもあり得ます。看護師として働くのであれば、そういう責任ある役割を担っていることをしっかり認識する必要があるでしょう。
職場と自分との相性は確かにありますが、楽な病院はどこにもありません。求人を探す場合、「楽な職場を探す」という意識では、なかなか思い通りの職場は見つからないでしょう。自分にぴったり合う場所を見つけたいのなら、自分の得意分野を活かせそうな特徴をピックアップして、条件に合う職場をリサーチすることが大切です。